弁護士による相続ガイド

弁護士が相続でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

Year: 2020年

公正証書遺言

遺言には、自筆証書遺言(968条)、公正証書遺言(969条)、秘密証書遺言(970条、971条)などがあります。 このページでは、公証役場で作成する公正証書遺言について解説します。 条文の番号については、特に断りのない限 […]

遺贈

遺言により財産を他人に与える遺贈について説明します。 遺贈とは 遺贈とは、遺言により、無償で、自己の財産を他人に与える行為です。 遺言により行われることから、遺言の方式に従わないと遺贈は無効になります。 財産を与えられる […]

遺産分割の対象

遺産分割の対象となるのは、死亡時に存在し、遺産分割の時にも存在している被相続人の財産です。 また、死亡時に存在し、遺産分割の時に存在する財産であっても、財産の性質によっては、遺産分割の対象にならないものもあります。 遺産 […]

配偶者居住権

配偶者居住権とは 配偶者居住権とは、被相続人の配偶者が、一定の期間、無償で自宅を使用・収益できる権利です(1028条1項)。 配偶者居住権は、令和2年4月1日以降に被相続人が死亡した場合に適用され(附則10条1項)、令和 […]

葬儀費用

遺産分割の際に、葬儀費用の金額や誰が負担するのかについて争いとなることがあります。 葬儀費用とは 葬儀費用とは、葬式(追悼儀式、埋葬など)に要する費用(民法306条3号、309条)と考えられています。 葬式は、被相続人の […]

特別寄与料

被相続人に対して療養看護などの貢献をした相続人の行為を考慮する制度として寄与分がありますが、寄与分は相続人だけに認められるため、相続人の妻が被相続人(義理の父)の療養看護などの貢献をしても、被相続人の妻は被相続人の財産に […]

相続させる遺言

遺言で、相続人に財産を取得させる場合、次のような表現がよく利用されます。 甲不動産を相続人Bに相続させる 全財産を相続人Bに相続させる 財産の2/3を相続人Bに、財産の1/3を相続人Bに相続させる このような遺言は、「相 […]

自筆証書遺言

遺言には、自筆証書遺言(968条)、公正証書遺言(969条)、秘密証書遺言(970条、971条)などがあります。 このうち、遺言書が本文・日付・氏名を自書・押印して作成する自筆証書遺言について解説します。 条文については […]

配偶者短期居住権

被相続人が死亡した場合、その配偶者は、それまで居住してきた建物に引き続き居住することを希望するのが通常です。 配偶者が高齢の場合、住み慣れた自宅から出ていかなければならないとすると、特に大きな負担となります。 そこで、被 […]

遺産分割前の預貯金の払戻し

被相続人が死亡したことを銀行に届け出ると、被相続人の口座からの出入金ができないように口座が凍結されてしまいます。 口座が凍結されると、遺産分割が終わるまでは、被相続人の預貯金を払い戻すことができず、被相続人の入院費用・葬 […]