弁護士による相続ガイド

弁護士が相続でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

「遺言・遺留分」の記事一覧

死後事務委任契約

死後事務委任契約とは、委任者が受任者に対して自己の死後の事務を生前に依頼する契約です。 死後の事務を依頼する方法としては遺言がありますが、遺言では対応できる事務は限定されることから、死後事務委任契約の意味があります。 死 […]

遺言執行の費用

遺言執行の費用とは 遺言の執行に関する費用には、以下のようなものがあります。 遺言書の検認(1004条)に要する費用 任務開始についての相続人への通知(民法1007条2項) に要する費用 相続財産の目録調製・交付(民法1 […]

遺言の解釈

遺言の文言からは遺言者の意思が明確でない場合、どのように遺言の内容を解釈すべきかが問題となります。 解釈の指針 遺言の解釈にあたっては、遺言書の文言を形式的に判断するだけでなく、遺言者の真意を探究すべきものであり、遺言書 […]

遺言のメリット

遺言があれば、遺言の内容に従って遺産を分けることになるため、遺産分割をする必要がなくなり、様々なメリットがあります。 自筆証書遺言についてはこちらのページ、公正証書遺言についてはこちらのページをご覧ください。 死亡後にも […]

遺言執行者

遺言の内容を実現するために必要な行為や手続きを行うことを遺言執行といいます。 遺言執行者とは 遺言は、遺言者の死亡の時から効力を生じます(民法985条1項)。 遺言に記載された事項には、以下の2つの性質のものがあります。 […]

遺言書の開封・検認

自筆証書遺言は、家庭裁判所において開封・検認を行う必要があります。 以下、遺言書の開封・検認の手続き等について説明します。 遺言書の開封 封印のある遺言書は、家庭裁判所において相続人又はその代理人の立会いがなければ、開封 […]

遺言の隠匿

遺言書の隠匿とは、遺言書をその発見を妨げるような状態におくことをいいます。 遺言を隠匿した相続人は、相続する権利がなくなります(相続欠格、民法891条5号)。 どのような場合に遺言を隠匿したといえるのかについて説明します […]

遺留分侵害額請求権

被相続人は、遺言や生前贈与によって、原則として自由に遺産の分け方を決めることができますが、(兄弟姉妹以外の)相続人には遺産のうち一定の割合(遺留分)を確保する権利があります。 遺言や生前贈与により、相続人が遺留分に相当す […]

公正証書遺言

遺言には、自筆証書遺言(968条)、公正証書遺言(969条)、秘密証書遺言(970条、971条)などがあります。 このページでは、公証役場で作成する公正証書遺言について解説します。 条文の番号については、特に断りのない限 […]

遺贈

遺言により財産を他人に与える遺贈について説明します。 遺贈とは 遺贈とは、遺言により、無償で、自己の財産を他人に与える行為です。 遺言により行われることから、遺言の方式に従わないと遺贈は無効になります。 財産を与えられる […]