弁護士による相続ガイド

弁護士が相続でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

Month: 2020年9月

高齢者の囲い込み

高齢者の囲い込みとは、高齢の親のいる子供などが、親と他の子供や親族を会わせないようにする問題のことをいいます。 子供が将来の相続を見越して、自分に有利な遺言を作成させたり、親の預貯金を使い込んでしまい、後に使途不明金が問 […]

相続分の譲渡・放棄

相続人は、相続分を譲渡したり、相続分を放棄することができます。 相続分を譲渡・放棄すると、相続分が変動します。 相続分の譲渡 相続分の譲渡とは 相続分の譲渡とは、債務を含めた遺産全体に対する相続人の割合的な持分を譲渡する […]

祭祀承継者の資格

祭祀承継者の資格に制限はなく、相続人でなくても、親族関係がなくても、氏が異なっても、祭祀承継者になることができます。 祭祀承継者の地位 祭祀財産は相続財産ではないことから、相続放棄した相続人が祭祀承継者になることもできま […]

祭祀承継者の人数

祭祀承継者はひとりであるのが原則ですが、祭祀財産を分けて承継させることや、共同で承継させることができる場合もあります。 原則 祭祀財産を通常の財産と同一に扱うことは好ましくないと考えられることから、祭祀主宰者は、本来ひと […]

成年後見制度

成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などによって判断能力が十分ではない方を保護するための制度です。 相続が発生した際、多額の使途不明金が問題となるなど、被相続人の生前の財産管理の状況が問題となることがあります。 […]

祭祀承継者を決める方法

祭祀財産とは、系譜(家系図)、祭具(位牌・仏壇)、墳墓(墓石・墓碑)をいいます(897条)。 以下、祭祀承継者を定める方法や基準などについて説明します。 条文の番号は、特に断りのない限り民法のものです。 被相続人による指 […]

祭祀財産

祭祀財産とは、祖先を祭るために必要な財産です。 以下、祭祀財産となるものなどについて説明します。 条文の番号は、特に断りのない限り民法のものです。 祭祀財産とは 系譜・祭具・墳墓 民法では、系譜・祭具・墳墓が祭祀財産とさ […]