弁護士による相続ガイド

弁護士が相続でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

Month: 2021年3月

遺言の解釈

遺言の文言からは遺言者の意思が明確でない場合、どのように遺言の内容を解釈すべきかが問題となります。 解釈の指針 遺言の解釈にあたっては、遺言書の文言を形式的に判断するだけでなく、遺言者の真意を探究すべきものであり、遺言書 […]

養子縁組の無効

養子縁組をして養子になると、養親の嫡出子となり(民法809条)、養親の相続人となります。 養子縁組によって、他の相続人にとっては相続人が増える結果、相続分が減ることになります。 そのため、被相続人の死亡後、養子となった相 […]

相続欠格

相続欠格とは、一定の事由に該当する場合に、相続人になれなくなる制度です(民法891条)。 相続欠格となる事由 被相続人、相続について先順位・同順位にある者を故意に殺害し、または殺害しようとしたために、刑に処せられた者 ( […]

推定相続人の廃除

推定相続人の廃除とは、以下のいずれかに該当する場合に、被相続人の意思により、推定相続人の相続権を奪う制度です(民法892条)。 被相続人に対する虐待 被相続人に対する重大な侮辱 推定相続人の著しい非行 推定相続人の廃除の […]

遺言のメリット

遺言があれば、遺言の内容に従って遺産を分けることになるため、遺産分割をする必要がなくなり、様々なメリットがあります。 自筆証書遺言についてはこちらのページ、公正証書遺言についてはこちらのページをご覧ください。 死亡後にも […]

株式の準共有

遺産に株式がある場合、遺産分割が終わるまで、株式は相続人が準共有することになります。 準共有とは、所有権以外の財産を共有することをいいます(民法264条本文)。 相続人が株式を準共有する場合、準共有者は、権利を行使する者 […]