弁護士による相続ガイド

弁護士が相続でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

「遺産分割」の記事一覧

寄与分

寄与分とは 相続人が、身分関係や親族関係から通常期待される以上に、被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした場合、特別の寄与を評価して算出した割合や金額を考慮して遺産分割を行います(民法904条の2)。 特別の […]

遺産分割の方法

遺産分割の方法には、次のような方法があります。 現物分割:遺産を相続分に応じて物理的に分ける方法 代償分割:相続人のひとりが遺産を取得し、他の相続人に代償金(相続分を超える分の金額)を支払う方法 換価分割:遺産を売却して […]

相続人

遺産分割には相続人全員が参加する必要があり、相続人のひとりでも参加しないと遺産分割は成立しません。 被相続人の再婚や養子縁組により、思いもしない相続人がいる場合もあります。 そのため、被相続人の死亡の記載のある最新の戸籍 […]

一部分割

通常、すべての遺産について遺産分割をしますが、遺産の一部についてだけ遺産分割をすることもできます。 このページでは、遺産の一部についてだけ遺産分割をする一部分割について説明します。 条文の番号は、特に断りのない限り民法の […]

遺産分割の対象

遺産分割の対象となるのは、死亡時に存在し、遺産分割の時にも存在している被相続人の財産です。 また、死亡時に存在し、遺産分割の時に存在する財産であっても、財産の性質によっては、遺産分割の対象にならないものもあります。 遺産 […]

配偶者居住権

配偶者居住権とは 配偶者居住権とは、被相続人の配偶者が、一定の期間、無償で自宅を使用・収益できる権利です(1028条1項)。 配偶者居住権は、令和2年4月1日以降に被相続人が死亡した場合に適用され(附則10条1項)、令和 […]

葬儀費用

遺産分割の際に、葬儀費用の金額や誰が負担するのかについて争いとなることがあります。 葬儀費用とは 葬儀費用とは、葬式(追悼儀式、埋葬など)に要する費用(民法306条3号、309条)と考えられています。 葬式は、被相続人の […]

特別寄与料

被相続人に対して療養看護などの貢献をした相続人の行為を考慮する制度として寄与分がありますが、寄与分は相続人だけに認められるため、相続人の妻が被相続人(義理の父)の療養看護などの貢献をしても、被相続人の妻は被相続人の財産に […]

配偶者短期居住権

被相続人が死亡した場合、その配偶者は、それまで居住してきた建物に引き続き居住することを希望するのが通常です。 配偶者が高齢の場合、住み慣れた自宅から出ていかなければならないとすると、特に大きな負担となります。 そこで、被 […]

遺産分割前の預貯金の払戻し

被相続人が死亡したことを銀行に届け出ると、被相続人の口座からの出入金ができないように口座が凍結されてしまいます。 口座が凍結されると、遺産分割が終わるまでは、被相続人の預貯金を払い戻すことができず、被相続人の入院費用・葬 […]