弁護士による相続ガイド

弁護士が相続でよく問題となるポイントをわかりやすく説明します。

投稿者: 根岸 透

養子縁組の無効

養子縁組をして養子になると、養親の嫡出子となり(民法809条)、養親の相続人となります。 養子縁組によって、他の相続人にとっては相続人が増える結果、相続分が減ることになります。 そのため、被相続人の死亡後、養子となった相 […]

相続欠格

相続欠格とは、一定の事由に該当する場合に、相続人になれなくなる制度です(民法891条)。 相続欠格となる事由 被相続人、相続について先順位・同順位にある者を故意に殺害し、または殺害しようとしたために、刑に処せられた者 ( […]

推定相続人の廃除

推定相続人の廃除とは、以下のいずれかに該当する場合に、被相続人の意思により、推定相続人の相続権を奪う制度です(民法892条)。 被相続人に対する虐待 被相続人に対する重大な侮辱 推定相続人の著しい非行 推定相続人の廃除の […]

遺言のメリット

遺言があれば、遺言の内容に従って遺産を分けることになるため、遺産分割をする必要がなくなり、様々なメリットがあります。 自筆証書遺言についてはこちらのページ、公正証書遺言についてはこちらのページをご覧ください。 死亡後にも […]

株式の準共有

遺産に株式がある場合、遺産分割が終わるまで、株式は相続人が準共有することになります。 準共有とは、所有権以外の財産を共有することをいいます(民法264条本文)。 相続人が株式を準共有する場合、準共有者は、権利を行使する者 […]

遺言執行者

遺言の内容を実現するために必要な行為や手続きを行うことを遺言執行といいます。 遺言執行者とは 遺言は、遺言者の死亡の時から効力を生じます(民法985条1項)。 遺言に記載された事項には、以下の2つの性質のものがあります。 […]

遺産分割の取消・解除

遺産分割協議が成立した後であっても、遺産分割協議を取消したり解除することにより、遺産分割協議をやり直すこともできます。 遺産分割の取消・解除が問題となった裁判例を紹介します。 遺産分割協議の取消 遺産分割協議における相続 […]

遺言書の開封・検認

自筆証書遺言は、家庭裁判所において開封・検認を行う必要があります。 以下、遺言書の開封・検認の手続き等について説明します。 遺言書の開封 封印のある遺言書は、家庭裁判所において相続人又はその代理人の立会いがなければ、開封 […]

不動産の評価

遺産分割においては、不動産の評価が問題となることが多くあります。 不動産を取得する相続人にとっては、不動産の評価が低い方が他の遺産も取得できることになり、不動産を取得しない相続人にとっては、不動産の評価が高い方が他の遺産 […]

遺言と異なる遺産分割

遺言がある場合、遺言の内容に従って遺産の帰属が決まるため、原則として遺産分割は必要なくなります。 もっとも、遺言の内容と異なる遺産分割をすることもできます。 遺言執行者がいない場合 遺言で遺言執行者の指定がなく、選任もさ […]